逃げてー！健くん、逃げてー！！

正しくは、健くんじゃなくて、以蔵逃げてー！！

今日の「龍馬伝」は切なかったもんで、思い返さないようにしよう・・・。

伊坂幸太郎の『オー！ファーザー』を読みました。帯の煽り文句が、【伊坂エンタの真骨頂 満を持して刊行！　家には父親が四人いる！？　「えっ、これも伏線だったの？」と、すべてが繋がる技の冴え。】とな。

これは期待せざるを得ないでしょ。で、一日で読み終わりました。

うーん・・・。

【伊坂エンタの真骨頂】は無いんでない？

【伊坂エンタの中の５本の指に入る面白さ】くらいでない？
ま、そんな煽り文句は編集長がＯＫしないだろうけども。

だって、伊坂エンタの真骨頂という意味では『ゴールデンスランバー』のほうが断然面白かったし、伏線の活かし方でいったら『重力ピエロ』が上だと思うし、技の冴えだったら『オーデュボンの祈り』が個人的には一番だし。

でも、面白さの感じ方というのは人それぞれなのでね。面白かったのは間違いないです。いや、ほんとに。